Wimberley named ‘International Dark Sky Place of the Year’

みなさん、こんにちは!

星空がキレイな街ウィンバリー(Wimberley,アメリカ合衆国 テキサス州)が光害対策で国際ダークスカイ協会(IDA)により、2023年の「ダークスカイ・プレイス・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたというお話です。街灯や看板の光が星空をくもらせてしまう光害。ウィンバリーの取り組みはとても参考になります。

Wimberley recognized as International Dark Sky Place of the Year 2023

テキサス州ウィンバリー-テキサス州ウィンバリー市とその周辺の渓谷は、世界的非営利団体ダークスカイ・インターナショナルから2023年のダークスカイ・プレイス・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。

この賞は、夜空の美しさを保護・促進するためのウィンバリー渓谷コミュニティの努力と献身を称えるものです。

ダークスカイ・インターナショナルは声明で、ウィンバリー・バレーが “ローンスター州で星を輝かせ続けるための熱心で成功した努力 “を評価されたと述べました。

“ウィンバリーは、テキサス州で最も大きく急成長している2つの都市の間に位置する小さな川沿いの谷間のコミュニティです。教育、マーケティング、強力なコミュニティ・アウトリーチ・プログラムを通じて、彼らは夜空を大切にするコミュニティを築き上げ、来るべき世代のために “小さな天国 “をさらに守っている」と声明は締めくくっている。

光害とは

光害とは、街灯やネオンサインなどの人工光によって夜空が明るくなり、星が見えにくくなることです。自然な暗さが失われ、動植物への影響やエネルギーの浪費にもつながります。都市化が進むにつれ光害も増えています。

光害対策として、街路灯の照度を下げたり、光が上向きにならないよう調整することが重要です。ウィンバリーではこのような取り組みを積極的に行い、星空を取り戻しました。

ウィンバリーの取り組み

ウィンバリーはテキサス州の小さな街ですが、2018年にInternational Dark Sky Communityに認定されました。住民の多くが星空の大切さを理解し、光害対策に協力的だったことが評価されました。

街路灯の光を最小限に抑え、光が横に広がらないよう調整するなどの取り組みが行われました。星空観測イベントも頻繁に開催され、住民の意識も高まりました。

こうした積極的な活動が評価され、ウィンバリーは2023年の「ダークスカイ・プレイス・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのです。

ちなみにカメラを載せる雲台などを作っているメーカーで、同名のWimberleyという会社がありますが、こちらはこのWimberley市とは関係なく、社長の名前を社名にしたようです。

まとめ

ウィンバリーの光害対策は見事な成功例です。きれいな星空を取り戻すには、行政と住民の協力が不可欠です。日本でも、ウィンバリーのような取り組みを参考に、星空のあるべき姿を次世代に引き継ぐことが大切だと思います。光害対策には一人一人の意識が必要不可欠です。

光害についてあまり知らない方も、このブログを通じてその重要性を知っていただけたら嬉しく思います。今後ともみなさんのために役立つ情報発信を心がけていきます!